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トップページコラム | タッチ非対応のデスクトップPCもタッチで使える裏技!

Column | Windows (DSP版)について、使い方から、役立ちそうなフリーソフトの紹介、ちょっとギークなネタなど、パソコンビギナーからマニアの方まで楽しんでもらえるような情報をお届けします。

タッチ非対応のデスクトップPCも
タッチで使える裏技!

デスクトップPCでタッチは非現実的?

 「メインのPCはやっぱりデスクトップPC!」。長年にわたって自作派を貫かれてきた方の中には、そんなコダワリを持った方も多いことでしょう。その一方で、スイスイと軽やかに指で操作するタッチ対応のタブレットを見かけると、「あんな風に我が家のデスクトップPCも操作できればいいのに・・・・・・」なんて、ほんの一瞬、思ってしまうこともありませんか?
 もちろん、デスクトップPCでもタッチ対応ディスプレイを接続すれば、タッチで操作することは可能です。しかし、解像度やサイズ、そして何より品質を重視してディスプレイを選びたい場合や、仮にタッチ対応ディスプレイを導入したとしても操作するために手を伸ばさなければ届かないといった設置場所の問題など、デスクトップPCにタッチ対応ディスプレイはあまり現実的ではない、という事情もあります。
 そこで今回は、タッチ対応ディスプレイを購入する以外の方法で、タッチ環境を用意する方法をご紹介します。それはズバリ、リモートデスクトップの活用です。
 リモートデスクトップとは、離れた場所にあるPCのデスクトップをネットワーク経由でリモートコントロールする技術です。「それとタッチに何の関係が?」と疑問に思うかもしれませんが、リモートデスクトップ環境では、接続する側のデバイスがタッチに対応していれば、接続される側のデスクトップPCがタッチ非対応でも、Windowsをタッチで操作することができるのです。
 例えば、手元にAndroidタブレットがあるとしましょう。このAndroidタブレットから、リモートデスクトップでデスクトップPCに接続すれば、Androidタブレットのタッチパネルを通じてデスクトップPCをタッチで操作できるのです。

タブレットなどのタッチ対応デバイスからリモートデスクトップでPCに接続すれば、いつものデスクトップ画面をタッチで操作できる
 少々、トリッキーな使い方かもしれませんが、タッチ操作の方が便利なアプリを使いたいときに便利なうえ、持ち運びに便利なタブレット端末なら、リビングや寝室など、メインのデスクトップPCが離れた場所にある場合でも使えるので、タッチ対応の手軽なアプリをいろいろな場所で使えるメリットもあります。
 昨年(2013年10月)、iOSとAndroid向けにマイクロソフト純正のリモートデスクトップクライアントアプリもリリースされ、Windowsタブレットはもちろんのこと、それ以外のタブレット端末でも使える環境が整いました。この機会に、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

接続される側のPCを設定しよう

 それでは、実際の使い方を見ていくことにしましょう。まずは、接続される側、ここでは普段メインで利用しているデスクトップPC側を設定していきます。リモートデスクトップの接続を受け付ける機能は、Windows 8.1 Proに搭載されている機能なので、あらかじめPCに搭載されているWindows 8.1のエディションを確認しておきましょう。設定と言っても、特に難しいものはありません。以下のような手順で設定していきます。
  1. 1. コントロールパネルを起動
  2. 2. 「システムとセキュリティ」を選択
  3. 3. 「システム」の「リモートアクセスの許可」を選択
  4. 4. 「このコンピューターへのリモート接続を許可する」にチェックを付ける
  5. 5. 「OK」をクリック
これで、ネットワーク上の他の端末からのリモート接続要求を受け付けるようになりました。

接続される側のPCでリモートデスクトップ接続を許可する
 なお、設定画面にある「ネットワークレベル認証で~接続を許可する」のチェックは付けたままでかまいません。Windows Vista以前のOSなど、古いバージョンのリモートデスクトップクライアントを使っている場合は、リモートデスクトップ接続を確立する前に認証を実施することで、高いセキュリティを確保する方式での接続がサポートされないので、チェックを外しておく必要がありますが、Windows 7以降のPCやiOS、Android向けの純正リモートデスクトップクライアントアプリでは、この機能がサポートされているので有効のまま接続できます。

iPad miniから接続してみよう

 それでは、実際にタブレット端末から接続してみましょう。ここでは例として、iPad miniを使って接続します。
 接続する側のタブレットに必要なのはアプリだけです。iPad miniの場合は、AppStoreで「Remote Desktop」で検索すると、マイクロソフト純正の「Microsoft Remote Desktop」アプリが見つかります。ダウンロードして、インストールしておきましょう。ダウンロードできたら、アプリを起動して接続の設定です。
  1. 1. 「Add Remote Desktop」をタップ
  2. 2. 「Connection name」に「homepc」など、接続先のPCを識別するための名前を入力
  3. 3. 「PC name」に接続先のPCのコンピューター名かIPアドレスを入力
  4. 4. 「User name」に接続先のPCで普段サインインに使っているアカウントを入力
  5. 5. 「Password」にアカウントのパスワードを入力
  6. 6. 「Save」をタップ

iOS用の「Microsoft Remote Desktop」アプリ。
接続先の情報を入力すると、リモートデスクトップで接続できる
 手順3でコンピューター名を指定する場合は、接続先のデスクトップPCでコントロールパネルを起動し、「システムとセキュリティ」から「システム」を選択するとコンピューター名を確認できます。もしも、IPアドレスで指定する場合は、接続先のデスクトップPCで通知領域のネットワークアイコンを右クリックし、「ネットワークと共有センターを開く」を選択、「接続:」にある「イーサネット」をクリックして「詳細」ボタンをクリックして表示される画面の「IPv4アドレス」で確認できます。
 手順4のユーザー名は、接続先のデスクトップPCでマイクロソフトアカウントを利用している場合、「msjiro@live.jp」のような形式となりますが、これをリモートデスクトップでも、そのまま指定します。
 設定が完了したら、作成された接続先をタップします。最初に証明書の確認メッセージが英語で表示されるので、「Connect once」か「Connect always」をタップします。すると、デスクトップ画面が表示され、iPad miniからWindows 8.1を操作できるようになります。

リモートデスクトップで接続すると、デスクトップ画面が表示され、タッチで操作できるようになる
 画面左下のスタートボタンをタップすると、スタート画面が表示され、アプリを起動できます。また、画面を右端から内側に向かってスワイプすれば、チャームが表示されます。
 画面上には、リモートデスクトップアプリのメニューが表示されています。左端の十字矢印をタップすると、画面が拡大され、タップしたまま上下左右にドラッグすることで、画面をスクロールできます。
 接続先のコンピューター名をタップすると、上部にメニューバーが表示され、マウスポインターを画面上に表示してタッチで操作したり、リモートデスクトップ接続を切断したりといったことができます。
 また、キーボードのアイコンをタップすると、画面上にソフトウェアキーボードが表示され、Windowsキーやaltキーなどの入力をすることもできます。
 ネットワーク経由で画面をiPad mini上に表示しているため、若干、操作に遅れがあり、ゲームなどのリアルタイム性が求められる操作には向いていませんが、接続先のデスクトップPCのパワーを利用して、ソフトウェアをそのままタブレット上で利用することができます。
 同様のアプリは、Android向けにも提供されています。Google Playから、同様に検索してインストールすれば、スマートフォンなどでもWindows 8.1を操作することができます。使い方は、iPad版とほぼ同じなので、参考にしながら接続してみるといいでしょう。

Android版アプリも利用可能。スマートフォンなどからも接続できる
 もちろん、Windows 8.1搭載タブレットでも接続可能です。この場合、デスクトップアプリのリモートデスクトップ接続を利用するか、Windowsストアからアプリ版のリモートデスクトップクライアントをダウンロードすることで接続できます。

Windows 8.1搭載タブレットでは、通常のリモートデスクトップクライアントに加えて、Windowsストア版アプリも利用できる

接続できない場合はココをチェック!

 このように、リモートデスクトップを利用することで、手軽にデスクトップPCもタッチで操作できるようになります。ただし、環境によっては、うまく接続できない場合もあります。そんなときは、以下の点を確認してみるといいでしょう。

接続する側のWi-Fi接続を確認する
 スマートフォンやタブレットでWi-Fiが有効になっているか、有効になっている場合は接続される側のPCと同じアクセスポイント(ネットワーク)に接続されているかを確認しましょう。無効になっていたり、別のアクセスポイントに接続されている場合、接続される側のPCを発見できずに、接続に失敗してしまいます。LTEや3G回線経由では、自宅のネットワークに外部から接続するための設定をしなければ、リモートデスクトップを利用することはできません。

接続される側のデスクトップPCのネットワークの場所を確認する
 接続される側のPCのネットワークの場所が「パブリック」などに設定されていると、Windowsファイアウォールの設定で、リモートデスクトップの通信が遮断されることがあります。「PC設定」の「ネットワーク」で「接続」にある「イーサネット」などの接続先を選択し、「デバイスとコンテンツの検索」が「オン」になっているかを確認しましょう。なお、サードパーティのセキュリティ対策ソフトがインストールされている場合は、そのソフトウェアでリモートデスクトップ接続を許可する必要がある場合もあります。

IPアドレスを指定してみる
 接続先のPCをコンピューター名で指定した場合、PCを起動した順番やアプリの起動状況によっては、接続先を見つけられずに接続に失敗することがあります。このような場合は、先に紹介した手順を参考に接続先PCのIPアドレスを確認し、IPアドレスを指定すると接続できます。

アカウントのパスワードが設定されていない
 接続先のPCで利用しているアカウントがローカルアカウントで、かつパスワードが設定されていないと接続できません。パスワードを設定するか、マイクロソフトアカウントに切り替えましょう。

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