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トップページコラム | 8インチWindowsタブレットをフル機能のパソコンとして使おう!

Column | Windows (DSP版)について、使い方から、役立ちそうなフリーソフトの紹介、ちょっとギークなネタなど、パソコンビギナーからマニアの方まで楽しんでもらえるような情報をお届けします。

8インチWindowsタブレットを
フル機能のパソコンとして使おう!

手の内で使える魅力

 電車の中などで使うのにも大きすぎず小さすぎないジャストサイズなのに、手頃な価格で、しかも、フル機能のWindows 8.1を搭載。
 そんな特徴から、今、大きな注目を集めているデバイスがあります。Windows 8.1を搭載した画面サイズが8インチのタブレット端末(以下、8インチWindowsタブ)です。
 ざっと挙げただけでも、日本エイサー「ICONIA W4」、ASUS「VivoTab Note 8」、東芝「Dynabook Tab VT484」、デル「Venue 8 Pro」、レノボ「Miix 2 8」、「ThinkPad 8」などと多くの製品がありますね。機種によっては一時的に品薄な状態になったほどで、高い人気をうかがわせます。
 ここまで8インチWindowsタブが急速に普及した理由は、前述したように持ち運びに適したサイズや手頃な価格が支持されたこともありますが、やはり「Windows」というプラットフォームが多くの人に求められているからかもしれません。
 Androidを搭載したスマートフォンやタブレット端末の登場で、外出先でメールやWeb、ゲームなどを楽しむことができるようになりましたが、一通りは使いこなせるようになりながらも、長年慣れ親しんできたWindows環境とは異なることに違和感を感じていた人も多かったはずです。
 しかし、先に挙げた8インチWindowsタブ端末は、多くの人が長年親しんできたWindowsそのもので、手にとった瞬間から”いつもの”感覚で使うことができます。
 IEでWebを見る、エクスプローラーでファイルを操作する、コントロールパネルから設定を変更する、使い慣れたアプリケーションをインストールして自分仕様にする、レジストリをいじってカスタマイズする、などなど、自分の手の内でデバイスを操ることができます。
 この手の内にある感覚は普段の生活や仕事でデバイスを使うときにはとても大切で、この点こそが8インチWindowsタブの魅力となっているのでしょう。

使い慣れたWindowsをどこでも使える8インチWindowsタブ

家や会社でもタブレットをそのまま使いたい!

 さて、そんな8インチWindowsタブを実際に使い始めてみると、あまりにも普段通りに何でもこなせてしまうので、ゲームなどのヘビーな用途以外なら、このままメインの環境で使ってもいいかな? とも思えてくることがあります。
 もちろん、そのままでは長文を入力したり、画面を長時間眺めるのは現実的ではないことは明らかです。でも、ちょっと手間と費用をかければ、何とかなりそうな気がしますよね。

 というわけで、チャレンジしてみました。ターゲットにしたマシンはレノボの8インチWindowsタブ「Miix 2 8」です。
梅コース:3000円で入力環境の改善
 まずは、ド定番の入力環境の改善から。文書の作成などを考えると、やっぱりキーボードとマウスは欲しいですよね。
 モバイル用途も考慮するなら、Bluetoothのキーボードとマウスがよさそうですが、メインPCとして使うならUSB接続のフルキーボードと疲労感の少ない一般的なサイズのマウス(ワイヤレス)が欲しいところです。
 どちらも8インチWindowsタブにつなぐためには、USBポートが必要です。8インチタブの多くは、充電用にmicroUSBポートを搭載していますが、ここに形状が違うキーボードやマウスを直接つなぐわけにはいきませんし、そもそもポートも1つしかありません。
 そこで、microUSBポートを通常のUSBポートに変換しつつ、USBハブをつなぐことにします。
 USBポートを変換するためのケーブルは、USB OTG(USB On-The-Go)という規格に対応したものを利用します。製品によっては同梱されていたり、オプションで購入できる場合もありますが、PCパーツショップやオンラインストアなどで、数百円で購入できるので、入手しておきましょう。
 これさえあれば、後は通常のPCと同じです。タブレットにUSB OTGケーブルを装着し、そこにUSBハブをつなぎます。あとは、ハブの端子の数だけ、キーボードでもマウスでも、USBメモリでもつなげばいいことになります。
 これで、ワードを使って文書をバリバリ作成したり、マウスを使ってウィンドウなどをラクラク操作できるようになりました。

USBハブを用意すれば、使い慣れたキーボードやマウスを使える
竹コース:10000円でストレージ環境の改善
 続いての改善ポイントはストレージです。8インチWindowsタブは内蔵ストレージの容量によっていくつかのモデルがラインナップしていますが、32GBモデルだと空き容量が数GBほどしかなく、データの保存に困るシーンもしばしばあります。
 ストレージ環境の改善には、microSDカードを活用する方法もありますが、デスクトップライクな使い勝手を目指すなら、やはりハードディスクをつなぎたいところです。1TBのUSBハードディスクなら実売10000円前後なので、費用もさほどかかりません。
 松コースでUSBハブを増設したので、基本的にはつなぐだけでOKですが、ここでひと工夫。ライブラリを活用します。
 Windows 8.1になってライブラリが標準では非表示になりましたが、エクスプローラーから接続したUSBハードディスクを開いて、フォルダを右クリック、「ライブラリに追加」から「ドキュメント」などを選べば、そのフォルダがライブラリに登録されます。
 エクスプローラーの左側(ナビゲーションウィンドウ)にも自動的にライブラリが表示され、ここから内蔵ストレージと外付けハードディスクのデータにシームレスにアクセスできるようになります。
 これで、写真や動画など、思う存分、データを保存できるようになりました。
 しかし、このままでは、8インチWindowsタブの機動性が失われかねません。USBで接続している間はハードディスクのデータにアクセスできますが、持ち運ぶためにUSBケーブルを取り外すと、必要なデータにアクセスできなくなってしまいます。
 ポータブルタイプのUSBハードディスクにして一緒に持ち歩くのも一つの手ですが、外出先でも使いたいデータはOneDriveに保存する方が効率的でしょう。先日、25GBへの容量増加もアナウンスされたので、ある程度のデータなら、OneDriveだけで運用することもできそうです。

USBハードディスクで大量の写真や音楽、動画も保存できる
松コース:5000~15000円でディスプレイ環境の改善
 最後は、ディスプレイ環境の改善です。自宅でメインPCとして使うなら、大きな画面にいくつものウィンドウを表示したり、大画面で動画などを楽しめるようにしておきたいところです。
 8インチWindowsタブで外付けディスプレイを利用する方法はいくつかあります。
  1. (a) HDMI出力で表示
  2. (b) ワイヤレスディスプレイで表示
  3. (c) USB接続のディスプレイアダプタで表示
 もっとも確実かつ安価なのはHDMIケーブルを用意するだけでよい(a)の方法ですが、残念ながらすべての8インチタブがmicro HDMI端子を搭載しているとは限りません。前述した例では、Iconia W4ThinkPad 8は搭載していますが、今回取り上げているMiix 2 8はmicroHDMI端子を搭載していないので、残念ながら、この方法は却下となります。
 (b)の方法は、5000円前後で販売されているワイヤレスディスプレイ用アダプター(ネットギアPTV3000など)を利用する方法です。ディスプレイにアダプターを接続後、Windows 8.1からアダプターに接続すると、外付けディスプレイとして画面を出力することができます。
 配線も必要なく便利ですが、若干、表示にタイムラグがあるので、操作からワンテンポ遅れて画面が表示されます。この感覚に慣れないと、使いにくいと感じるかもしれません。Windows Navi+のFacebookページにも動画がありますので、気になる方は購入前に操作感をチェックしておくことをおすすめします。
 最後の(c)の方法は、8インチタブにUSB接続のディスプレイアダプターを接続する方法です。5000円前後で販売されている市販のディスプレイアダプターを利用すれば、USBポートからアダプター経由でディスプレイケーブルを接続し、PC用のディスプレイに画面を出力することができます。
 ワイヤレスディスプレイと違ってタイムラグもないので、micro HDMI端子がない8インチタブでは、この方法がおすすめと言えそうです。

大きなディスプレイに表示して見やすさもアップ

いろいろ試してみよう!

以上、3つのコースに分けてご紹介しました。快適な入力環境、大容量データの保存先、大きくて見やすい画面と、これらの改善で8インチWindowsタブをメインの環境として快適に使えるようになるはずです。
 さらに、USB接続のブルーレイドライブを接続してブルーレイコンテンツを楽しんだり、テレビチューナーを接続してテレビを見たりといったこともできます。逆に、8インチWindowsタブの手軽さを損ないたくなければ、Bluetooth接続のキーボードとマウスに、ワイヤレスディスプレイ用アダプターを組み合わせて、完全無線環境を構築、といったことも可能です。
 豊富な周辺機器が利用できるWindowsのメリットを最大限に生かして、もっともっと8インチWindowsタブを活用してみましょう!
コラム:オール・イン・ワンのドックを使えば、よりスマートに!
 もう少し費用が捻出できるなら、USB接続のドック(写真はレノボのThinkPad USB 3.0 ドック)を使うのもおすすめです。USBハブ+LAN+ディスプレイと、複数の接続をサポートしているので、ドックにキーボードやマウス、USBハードディスクなどを接続しておけば、自宅で8インチタブをドックに接続するだけで、いろいろな機器をまとめて使えるようになります。

コラム:充電方法には要注意!
 8インチWindowsタブにUSB OTGケーブルを接続すれば、さまざまなUSB機器を接続できますが、1つ困ったことが発生します。同時に充電ができない点です。
 Miix 2 8は本体のmicro USBポートを充電にも使うので、機器を接続するためにUSB OTGケーブルをつなぐと充電ができなくなってしまいます。
 このような場合は、USB給電に対応したUSB OTGケーブルを使います。前述したUSB OTGケーブルに電源を供給するためのUSBケーブルが分岐で備え付けられているケーブルです。これを利用すれば、分岐したケーブルから充電しながら、USB機器を同時に使えます。給電対応USB OTGケーブルは、800円前後で販売されています。中には、給電用のUSB電源アダプターなのに内部でデータ用のケーブルが配線されており、特定の繋ぎ方で給電対応USB OTGケーブルと同じように使える製品(Hanwha UMA-4USBAC2A)もあります。
 ただし、今回使ったMiix 2 8では利用可能ですが、機種によっては、給電対応USB OTGケーブルが使えない場合もあります。ネット上でいろいろな人が試しているので、自分の機種で充電できるかを確認してから購入しましょう。

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